神話と奇岩をめぐる、祈りの山歩き

山の概要

茨城県つくば市にそびえる筑波山(つくばさん/標高877m)は、古くから「西の富士、東の筑波」と称えられてきた名峰です。
男体山と女体山の二峰から成り、山そのものが神として信仰される筑波山神社
の御神体でもあります。

その山容は、なだらかでありながら奥深く、四季ごとに異なる表情を見せます。春はツツジや桜、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は澄みきった空と関東平野の絶景。
頂上からは東京スカイツリーや富士山まで望むことができ、晴天の日には遠く太平洋の輝きも見渡せます。


登山ルート(神田家スタート)

MUKUパートナーの神田家(筑波山神社参道入口)を出発点に、
登りは奇岩・巨石が連なる白雲橋コース
、下りは眺望の良い御幸ヶ原コースをたどる、自然と文化を両方味わえる周回ルートです。

区間所要時間目安主な見どころ
神田家(参道入口) → 筑波山神社約10分参道の石畳を進み、まずは筑波山神社で登山の安全を祈願。鳥居をくぐると、歴史ある山の気配が立ちのぼる。
筑波山神社 → 弁慶茶屋跡(白雲橋コース)約60分「弁慶七戻り」「母の胎内くぐり」「高天原」などの奇岩群が続く、変化に富んだ道。自然と信仰が交わる神秘の登り。
弁慶茶屋跡 → 御幸ヶ原 → 男体山山頂約40分森を抜けると展望が一気に開け、茶屋や休憩所が並ぶ御幸ヶ原へ。そこから男体山山頂までは片道15分ほど。静かな祈りの空気が漂う。
男体山山頂 → 御幸ヶ原 → 御幸ヶ原コース下山 → 筑波山神社約90分下山は整備された御幸ヶ原コースでゆるやかに。木漏れ日の中を歩きながら、自然の静けさと参道のぬくもりを感じて神社へ戻る。

アドバイス

付近の駐車場は普通車1日500円前後が相場で、神田家にも駐車スペースがあります。
神田家では2,000円以上の買い物をすると駐車料金がキャッシュバックされます。
たとえば、MUKUを借りて、返しがてら神田家のお土産を物色する——これがまた楽しい。
出来たての天狗まんじゅうを2個、冷ややっこに合うお手製のゆず味噌、
さらに天然素材のガマ油(あのメンソレの香り!)中サイズを選べば、ちょうど2,000円。 キャッシュバックされた500円で、筑波山の麓で作られているみかんの皮入り七味を買うのもおすすめです。
神田家さんおすめの鮭川さんの七味は、さすがミカン園の七味という香り立ち。
坂入さんの七味も地元で長く愛されており、みよ子の七味は北海道から買いに来る人もいるほどの人気。
登山の締めくくりにお土産屋さんをめぐって、自分好みの七味を見つけるのも、筑波山らしい楽しみ方です。

飲み物は神田家前や筑波山神社付近で準備を。山中には自販機が少ない区間もあります。

白雲橋コースは岩場が多く、手袋やトレッキングシューズがあると安心。

御幸ヶ原コースは穏やかで歩きやすく、初心者にもおすすめ。